こんにちは! 言響(心に響く話し方)の宮北結僖です。

よく「その場で臨機応変に対応して、信頼関係を深めたい」と おっしゃる方がいらっしゃいます。

臨機応変に対応するためには、人の気持ちを推し量り、場の空気を読まなくて はなりません。

では、どのようにすれば、その力はつくのでしょう?

臨機応変に対応するスキルは3つのカメラ!

『話し上手は聞き上手、そして聞き上手は受け上手』といいます。

受けるとは、「相手を受ける」「状況を受ける」などが挙げられます。

いずれにしても場の空気を読んで、受け止めて、次に自分がどう出るかと いう事です。

受け上手になるためには、まず自分も含めさまざまなものを客観視することが 大前提です。

そのために普段から3つのカメラを自分に向けることを 意識してみましょう。

・1番目のカメラ(1カメ)→自分を写す(画像は自分のアップ)
・2番目のカメラ(2カメ)→自分と相手を写す(少し引いたアングル)
・3番目のカメラ(3カメ)→部屋(空間)全体を写す(一番引いたアングル)
  常にこの3つのカメラをカチカチ切り替えて、自分を含めすべてのシーンを 客観的に見る訓練をしてみてください

まずこの3つのカメラを使って「相手を受け止める」方法を お伝えします。

相手を受け止めるためには、1カメと2カメを主に使います。

自分が話をする時、相手の話を聞く時、1カメと2カメを意識することに より、相手の反応を冷静にキャッチすることができます。

よく自分の話に夢中になってしまい、お客さまがソワソワしていることに 気づかない方がいらっしゃいます。

ところがアングルを少し引くと、 お客さまの一挙一動を感じることができるのです。

たとえばお客さまがちらっと時計をみた⇒「お時間大丈夫ですか?」 手で顔を仰いだ⇒「少し暑いですか?」 眉をひそめた⇒「あ、何か不安な点ございましたらおっしゃってくださいね」 など。

役者の世界でも「受け上手な役者は一流」と言われます。

相手の言葉から、 また周りの状況からいかに「ひろうことができるか」なんです。

映像でも舞台でも「うまいな!」と思う役者さんはやっぱり受け上手な 役者さん。

実に相手の行動をよくみています。

誤解を招く言い方かもしれませんが「突込み上手な人」は受け上手な人です。

もちろん、突っ込んだ後に返す表現のセンスにもよりますが…。

そのセンスも含め受けの上手の達人は「島田紳介さん」 「明石家さんまさん」は、抜群だと思いますね。

訓練方法として、今日から最低3枚、ご自宅や勤務先に「全身が映る鏡」を 置いてみてください。

自分を客観視する最も効果的な訓練方法です。

みられている自分を意識するのです。

ちなみに私は書斎に1枚・アトリエに1枚・玄関を入った所に 1枚おいています。

アトリエでテレビを見ながら食事をしている姿を チラッと見ると、びっくりします。

「こんなカッコでご飯食べているなんて!」
油断している時の顔・姿勢、常にチェックしてください。

あなたは常に見られているのです!

次に「状況を受け止める」方法をお伝えします。

3カメを主に使います。

要するに場を読む・空気を感じるということ。

部屋全体を客観視することにより、温度・明るさ・時間の流れはもちろん、 先読みができます。

相手の話を聞きながら「次はどうすればいいかな」と 半歩先の行動が取れます。

すると「気が利く」「いっしょに居て心地がよい」 になるのです。

1歩先では先走りしすぎです。

「その前に、大切なことがあるでしょ!」と突っ込まれてしまいます。

この「半歩先」という、微妙な感覚ですが訓練方法として、日常から常に 「この後、自分は何をすれば喜ばれるかな」と考えて行動しましょう。

たとえば
・出先でコーヒーを飲んだ後、帰る前にコーヒーのカップをテーブルの端に まとめておく
⇒次に空のカップをさげる人がさげやすい
・集荷に来てもらった時に、宅配便の人が処理しやすいように並べておく
  ⇒集荷の人は、毎日たくさんの数をこなさなくてはならないので、 すこしでも効率がいいと嬉しい。

・掃除をしてくれているマンションの管理人さんに 「いつもありがとうございます。いってきます」と声をかける
⇒管理人さんが、いい気持ちで働くことができる
などなど、日々のちょっとした行動から相手の心をつかむ訓練ができます。

*今回のポイント*

臨機応変に対応するために
『3つのカメラを持ちましょう』
・1番目のカメラ(1カメ)→自分を写す(画像は自分のアップ)
・2番目のカメラ(2カメ)→自分と相手を写す(少し引いたアングル)
・3番目のカメラ(3カメ)→部屋(空間)全体を写す(一番引いたアングル
相手を受け止めるためには、1カメと2カメを主に意識します。

状況を受け止めるためには、3カメを主に意識します。


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